こんにちは、治療院ニュースレタードットコム事務局の福田智恵です。
いつも弊社ニュースレターをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。
治療院ニュースレターをさらに有効にお使い頂けるように、事務局の福田智恵より、不定期ではございますが、
「治療院ニュースレタードットコム通信」というメール配信をさせて頂いております。
ニュースレターの効果的な使い方や、先生方から頂いた疑問やその疑問に対するお答えなどを、シェアさせて頂き、
さらに、先生の治療院にご来院されている患者様に喜んで頂ければと思います。
是非、ご参考にしてくださいませ。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
早速ですが、
さて、今回は、「映画『オデッセイ』の宣伝から考える、伝え方の違い」についてお話させて頂きたいと思います。
では、よろしくお願い致します。
同じものを紹介しているのにも関わらず、表現方法を変えるだけで全く違う印象を抱くことがあります。
つい最近、私がまさにこのことを体感した話をさせていただきます。
現在公開されている、マッド・デイモン主演の『オデッセイ』という映画をご存知でしょうか?
もうご覧になった先生もいらっしゃるかもしれませんが、あらすじをご紹介しますと、
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
火星へ有人飛行のミッションに参加した主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)。
火星でのミッション中に嵐に巻き込まれ、チームの仲間たちははぐれたマークを死亡したと判断を下します。
しかし、実は生存していたマークは一人火星に取り残されてしまうことに。
マークは、次のミッションでNASAの宇宙船が火星へ到着するまでの4年間を、
残されたわずかな物資を使って生き延びようとしますが、火星の厳しい環境がそれを阻みます。
一方地球では、彼を生還させようとマークのチームクルーたちと科学者たちが奮起します。
世界70億人が彼の生還を祈るなか、
マークは地球に生きて帰ることができるのでしょうか…!?
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
というような内容です。
私はこの映画の予告を、映画館で見たのですが、流れていた予告映像からは、
主人公が厳しい状況、度重なるアクシデントに見舞われながらも、
仲間を信じ、地球で待つ家族の元へ必ず生きて帰ろうと奮闘する様子、
そんな主人公をなんとか助けようと奮起する仲間たち、
そこにNASAという組織としての思惑が絡み、
主人公救出が思うようにいかない、というそれぞれの葛藤。
どちらかというと登場人物たちの心情をメインにした映像で、
「きずな」「愛」「感動」といったようなものが全面に押し出されている印象でした。
見ていた私としては、わかりやすい感動を押し付けられている感じがして
若干うんざりしていたのですが、極めつけは、この映画のポスターのキャッチコピーでした。
それは、
『70億人が、彼の還りを待っている。』
というもの。
正直なところ、
「いやいや、70億人って地球に居る人類全員ってこと?興味ない人だっているでしょう」
というひねくれた感想しか抱けませんでした。
この時点で、私がこの映画を観ようという気持ちは、はっきり言ってゼロ。
観に行くということはもちろん、観ようという気持ちにすらなれませんでした。
このように、特に興味を持てなかった映画だったのですが、
たまたま、ネットでこの映画を観た人の感想を目にする機会がありました。
その感想を書いた人も、日本の映画の宣伝が毎回のように「愛」や「感動」というものを
うたっていることに苦言を呈していたのですが、そのあとに、
自分が会社の同僚に『オデッセイ』の感想を、
「あれは火星で独りダッシュ村をする映画だ」
と述べたところ、それだけで3人ほど誘うことができた。
と書いていたのです。
ダッシュ村といえば、アイドルであるTOKIOのメンバーが、正式な日本の地図に
「DASH」の文字を載せることを目的とし、TOKIOが「DASH村」と名付けられた村で、
古民家を改築したり、土地を耕して米や野菜など農作物作りに挑戦するというテレビの企画。
(※現在は無人島を開拓しています。)
ダッシュ村を当初から見ていた私としては、そんな書き込みを見て
「え!そうなの?それはちょっと観たい…」という気持ちになりました。
あれほど「この映画は観ないな」と、観る気すらなかった私の気持ちを、
たった一言で「観たい」という気持ちに変えてしまったわけです。
火星で生き残るためのサバイバルというテーマから、TOKIOを思い浮かべ、
さらに「火星ダッシュ村」という単語を思いついた人の発想力などもそうですが、
改めて、言葉の持つ力、宣伝の仕方の重要さというものを感じました。
もちろん、最初の宣伝通り、「きずな」や「愛」を主軸に感動巨編とした宣伝も
響く人は響くはずですし、一定数の集客は見込めると思います。
ですが、私のようにひねくれた人間には「愛」や「感動」といった部分を強調した宣伝よりも、
テーマから連想された「火星ダッシュ村」という言葉のほうが響いたわけです。
どのような言葉が響くのかは人によって違いますので、先生も、ニュースレターなどで
ご自身の治療院のメニューを紹介される際、普段の言葉と少し変えた紹介をしてみてはどうでしょうか。
伝え方を変えるだけで、今までとは違う反応、違う患者さんを得られるかもしれません!
--- 初めてお読み頂く先生は、下記をお読み進めて下さいませ ---
「レター制作の裏側を知ってどうするの??」・・・・・・・・・・・
はい!!説明いたします!!
レター制作の裏側つまり裏話というのは、先生から患者様へお伝え頂く『余談話』となり、
コミュニケーションの幅を広げることができるんです!!
例えば、患者様から2ページ目の料理ついて
「作りました。おいしかったです!!」「へルシーですね。」
など、お話頂いた時に、先生やスタッフの方から、
「そうなんですよ。実際、スタッフ(知り合いのもの)が作っているんですが、周りから好評だったそうですよ。」
などという感じでお話が弾むのではと思っております。
他に4ページ目の“健康生活お届け便”などについては、
ニュースレターでお伝えしきれなかった内容や補足などもお伝えして頂けます。
是非、下記にてお読み進めて頂ければと思っています。
先生、今回の余談話は・・・・
3枚目の“ 健康クローズアップ”の『 耳の健康チェック! 』についてです。
3月3日といえば何の日を思い浮かべますでしょうか?
恐らくですが多くの人がひな祭りを思い浮かべたのでは・・・
しかし、3月3日はひな祭りだけではなく、3月(み)3日(み)の語呂合わせから「耳の日」でもあります。
今回のニュースレターでは、耳からわかる体の不調や、ケア方法などをご紹介しております。
そもそも「耳の日」は、耳が不自由な人々のために制定された日でしたが、
現在では、改めて耳の大切さについて考える日としても広まっています。
この日を機会に耳の聞こえチェックをしてみるのもいいですね。
<耳の聞こえチェック>
□小さな声を聞き取りにくい時がある
□よく話を聞き間違えることがある
□無意識のうちにテレビの音を大きくしてしまう
□耳が詰まるような感覚を覚える
□片耳だけこもったような感じに聞こえる
□ザーッというような雑音や喧騒音のようなものが聞こえるような気がする時がある
□頻繁に耳鳴りがして気になる
□ぐるぐると回るような回転性のめまいを感じる事がある
いかがでしょうか?
上記に当てはまるものがあれば、難聴やメニエール病などの可能性もあるので、早めに検査に行ったほうがいいそうです。
そして、ニュースレターでは、耳掃除の注意点や方法もご紹介していますが、
耳掃除のしすぎや、触りすぎが原因で耳カビが生え、かゆみなどを引き起こしてしまいます。
また、音楽を聴くためのイヤホンが原因で耳カビが生えてしまう場合もあります。
最近のイヤホンは気密性が高く、装着すると耳に栓をすることになるため、その結果、
通気が悪くなり、カビが生えやすい環境になり、このような症状が起こってしまいます。
・分泌物が増え、耳垢の量が多くなる
・耳垢の色が黒、白、黄色などに変わる
・かゆみや痛みがある
・外耳道が腫れる
・出血が起こる
・耳の聞こえが悪くなる
耳カビを予防する為にも、ニュースレターでご紹介している
正しい耳のケア方法で耳を清潔に保つことが大切ですね。
是非、機会がございましたら、先生の患者様へも
耳の健康チェックについてお話されてはいかがでしょうか・・・・・。
最後に・・・・・
先生は知識は豊富なほうでしょうか?
もちろん手技に関わることに限った話ではありません。
知識を取り入れることは生活をしていく上で重要なことなので
可能な限り吸収していくべきものです。
ですが、先生は知恵は十分にお持ちですか?
と、聞かれると…
「知識も知恵も同じようなものじゃないの?」
と思われる先生もいらっしゃるかもしれません。
そこで「知識」と「知恵」について調べてみました。
先生もお手元の辞書や情報端末でお調べになってみてください。
【知識:ある事柄について、知っている、覚えている内容。】
【知恵:物事の道理を判断し処理していく心の働き。】
同じ意味のように見えますが、知識はただ記憶している内容であり、
知恵は覚えた知識を実践し経験したことで理解したとき得られるものなんです。
たとえば、「手は動かせる」という知識を持っていても
実際に動かすことができなければそれはただの覚えている情報にしかすぎません。
「手を動かせる」という知識をもとに実際に手を動かして経験することで
「手を動かすことで何ができるか」という応用ができるようになりその応用で得た経験が「知恵」になります。
つまり、得た知識は実際に検証してみないと実用的に活かせないということなんです。
先生がせっかく覚えた手技テクニックも実際にやってみない限りは
自身で適切な応用が利かなくなります。
どんなにセミナーで話を聞いたところで実際にやってみないと力にならないことと同じですね。
非常にもったいないことなので、是非得た知識は実際に経験して「知恵」に変えてみてはいかがでしょう?
それでは、先生、本日も最後までご購読頂きありがとうございました。
治療院ニュースレタードットコム事務局
福田 智恵