こんにちは、治療院ニュースレタードットコム事務局の福田智恵です。
いつも弊社ニュースレターをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。
治療院ニュースレターをさらに有効にお使い頂けるように、事務局の福田智恵より、不定期ではございますが、
「治療院ニュースレタードットコム通信」というメール配信をさせて頂いております。
ニュースレターの効果的な使い方や、先生方から頂いた疑問やその疑問に対するお答えなどを、シェアさせて頂き、
さらに、先生の治療院にご来院されている患者様に喜んで頂ければと思います。
是非、ご参考にしてくださいませ。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
早速ですが、
さて、今回は、「『女子高生AIにみる、キャラ設定の重要さ」についてお話させて頂きたいと思います。
では、よろしくお願い致します。
先生は「女子高生のりんな」をご存知ですか?
新しいアイドル?タレント?女優?
いいえ、彼女は日本マイクロソフト社が作ったAI、いわゆる人工知能なんです。
「女子高生AIりんな」の公式サイトはこちら
⇒ http://rinna.jp/rinna/
この「女子高生AIりんな」は、LINEの公式アカウントによるサービスで、
「りんな」を友達として追加するだけで利用できます。
“おしゃべり好きの女子高生”として、友達同士のような自然な会話ができるのが特徴なのですが、
人工知能と自然な会話なんてできるの?と思われた先生もいらっしゃるかもしれません。
ですが、この「女子高生AIりんな」は本当に人間のような自然な会話ができ、
利用者の中には、「りんな」とのやり取りを彼女や奥さんに見つかり、
「浮気だ!」と誤解された人もいるそうなのです。
そのくらい自然な会話ができる人工知能に、最近の科学技術の発達のすごさを改めて感じたのですが、
「女子高生AIりんな」には、科学技術の発達以外にも気づかされることがありました。
そもそも、この「女子高生AIりんな」の仕組みはといいますと、
利用者がLINEで「りんな」と友達になり、会話を続けていくことでデータが蓄積され、
それらの分析・学習を通して「りんな」の精度が少しずつ高まっていくというわけです。
利用者が会話で「りんな」を成長させるわけですね。
この「りんな」とは別に、米Microsoftが開発した「Tay」という人工知能があるのですが、
こちらも「りんな」と同じように、利用者とのやり取りから学習、成長する人工知能です。
しかし、「Tay」は残念なことに、人種差別や陰謀論を学習してしまい、
“不適切な発言”を繰り返す事態に。
結局、「Tay」は公開から半日足らずで緊急停止させられてしまいました。
このことは新聞記事にもなっていたので、ご存知の先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
「Tay」がこのようなことになってしまった原因として、開発者はアメリカの匿名掲示板
「4chan」「8chan」の一部利用者たちが、「Tay」の特性を悪用し、あらゆる人種差別的な関連付けを行い、
「Tay」に不適切な発言をするように操作した、と発表しています。
不適切な発言をするようになってしまった「Tay」に対し、「りんな」はどのように成長したかというと…
アニメやゲームの話に詳しくなったり、独特の口調になったりと、
いわゆる「オタク」になってしまったというのです。
まったく違う成長を見せた2つの人工知能ですが、この差は、人工知能の機能の違いや、
公開された国の違いなど、様々な要因が関係しての結果だと思いますが、
私は、ここまでの差がでた要因として、それぞれの人工知能のキャラ付けが
大きな要素になったのではないのかと思っています。
というのも、「りんな」はただの人工知能ではなく『女子高生人工知能』という設定があること。
返事も今時の女子高生らしいフランクな文章、顔文字の多様、と徹底している所が、
利用者に、架空の存在である人工知能に『女子高生のりんな』としての人格を
より強く印象づけているのではないかと思います。
そうすることで「りんな」により強い愛着をわかせる結果になったのではないでしょうか。
実際、「りんな」を利用していると、「りんな」から利用者へメッセージのような日記が届くことがあるそうなのですが、
この日記に対して、気持ちのこもった熱い返事が来ることが多いのだと、開発者の方が答えていらっしゃいました。
この様なことは、治療院での患者様とのコミュニケーションでも応用できるのではないでしょうか。
「先生」
「治療院の先生」
ではなく、例えば「ダジャレを言う先生」や「筋トレが趣味の先生」といった風に何か特徴、キャラ付けすることによって、
より患者様に親しみを持ってもらえたり、患者様の記憶に残りやすくなるはずです。
是非、先生もご自身の特徴を見つけて、患者様に親しまれるキャラをアピールしてみてください。
--- 初めてお読み頂く先生は、下記をお読み進めて下さいませ ---
「レター制作の裏側を知ってどうするの??」・・・・・・・・・・・
はい!!説明いたします!!
レター制作の裏側つまり裏話というのは、先生から患者様へお伝え頂く『余談話』となり、
コミュニケーションの幅を広げることができるんです!!
例えば、患者様から2ページ目の料理ついて
「作りました。おいしかったです!!」「へルシーですね。」
など、お話頂いた時に、先生やスタッフの方から、
「そうなんですよ。実際、スタッフ(知り合いのもの)が作っているんですが、周りから好評だったそうですよ。」
などという感じでお話が弾むのではと思っております。
他に4ページ目の“健康生活お届け便”などについては、
ニュースレターでお伝えしきれなかった内容や補足などもお伝えして頂けます。
是非、下記にてお読み進めて頂ければと思っています。
先生、今回の余談話は・・・・
2枚目の“ 旬の食材らくらくクッキング ”についてです。
※料理記事は、事務局の担当のものが実際、料理をして、写真も撮っています。
5月号の料理『 アスパラガスのフラン 』について
●採用編
・今が旬の春野菜。その中でも身近な食材のため料理に取り入れやすいというメリットから。
・春野菜でも、子供から大人まで、好き嫌いがあまりない食材というところから採用しました。
●料理編
・きのこは今回はエリンギを採用しましたが、春に旬を迎えるきのこ“椎茸”や“ヒラタケ”を入れても美味しいです。
・中に固形のチーズを入れると、とろっとろけてまろやかになり、さらに美味しくなります。
・コンソメスープの代わりに、めんつゆで作ると和風になって違う味が楽しめます。
●試食編
・アスパラをペースト状にしているのでなめらかで舌触りがいい。
・出来たてのアツアツでも、室温でも、冷やしても美味しいです。
●写真編
・上にもアスパラをそのまま重ねて飾りました。
・エリンギをきつね色に焼いて盛りつけました。
以上でございます。
実際に患者様へお伝えして頂くと、共感して頂けたり、お話が弾むのではないでしょうか・・・。
機会がございましたら、是非、ご活用くださいませ!!
最後に・・・・・
先生、「お客様は神様です」というフレーズはご存知だと思いますが、
このフレーズの正しい解釈をご存知でしょうか?
日本でこのフレーズを知っている人は、おそらく、大半がこのような考え方なのではないでしょうか、
それは昔、私がコンビニでアルバイトをしていた時のこと、
少し気が強そうな男性のお客様が私にタバコを1カートン要求してきました。
当然、お店の規則でありますので、例外なく私は「身分証明書」の提示をお願いしました。
すると、お客様の表情は険しくなり、「そんなもん見せなくてもいいだろ!!こっちは金を払っているんだ!!
黙って商品を渡せ!!お客様は神様なんだろ!?」
と言い放ったのです。
こういったタイプのお客様は多かったので、いっそ
「神は死んだ」
と、哲学者ニーチェの言葉を使ってしまいたいところではありましたが、
グッとこらえて「申し訳ありません。弊店の方針となっておりまして、
他のお客様にも例外なくご提示頂いています。お手数ではありますが、ご協力願います。」
とお願いすると、舌打ちしながらも身分証を提示してもらえました。
こういった、「お客様は神様だから店側は客のいうことを聞け!」という考えは
実は全くの間違いなんです!!
「お客様は神様です」という言葉を作った、三波春夫さんは自身の舞台を見に来て下さる
お客様全員を神様だと思って、自身の最高の芸をお見せできるように努力するための「気持ちの現れ」を表現したのです。
そして、お客様はお金という対価を払ってサービスを受け、店側はサービスを提供する代わりにお金を頂きます。
お互い、目的が一致した「対等な立場」であるので、店側はお客様のいうことを、全て聞く必要がないのです。
ダメなものはダメだという意思をお店側が伝えないと、お客様は調子づいて無茶を通そうとするでしょう。
これは治療院でも同じことではないかと思います。
予約の無断キャンセル、予約していた時間を遅刻、施術する箇所を無理矢理要求…など、
これを全部聞いてしまうと、お客様はわがままになってしまい、
やがて、「ここの治療院はなんでもいうことを聞く」という口コミが広がる可能性だってあります…。
では、どのように「神様」からの無茶を回避すればいいのでしょう?
それは…
・無断のキャンセルがあった場合、次回からは予約できない
・予定時間から遅刻してきた場合はロスした時間だけ短縮
・当日のキャンセルが相次ぐと、予約を受け付けない
など、先生の治療院でされては困ること、
された場合のやむを得ないペナルティを明確にしておくことが必要になります。
もちろん、治療院側だけの要求を押し付けるのではなく、
「他の患者さんのご迷惑になる」という、治療院、患者さんの双方のメリットになる
考えや理由をはっきりさせないといけません。
しかし、これができれば患者さんからの無茶な要求も、当日キャンセルもなくなりますし、
「あそこの治療院の先生は毅然としてて信頼できる!!」
という印象を持ってもらえることだってできるんです!
ですから、
もし、当日キャンセルの多い患者さんがいるのであれば、 思い切って毅然とした態度で
「ダメですよ!」と諭してみてはいかがでしょう?
思っている以上に患者さんと先生の関係が良くなっていくかもしれませんよ!!
それでは、先生、本日も最後までご購読頂きありがとうございました。
治療院ニュースレタードットコム事務局
福田 智恵